看護師の仕事は夜勤や残業が多く、育児中の人が働くには大変な部分もあるでしょう。そこで育児と仕事を両立させるためには、子育て支援制度を上手く利用したり、働きやすい職場へ転職したりすることが有効です。育児休暇や子の看護休暇を取りやすい職場であれば、育児中も安心して働けます。一方で過去に育児中の人が働いた実績がなければ、育児休暇や看護休暇を取得するのは難しいと考えられるでしょう。そのため、現在の職場で理解がない場合には、思い切って転職するのも一つの手段になるのです。
育児中の看護師が働きやすい職場は、クリニックや訪問看護、保育園などが挙げられます。いずれも残業や夜勤がそれほど多くないので、仕事とプライベートを両立しやすいでしょう。クリニックは外来のみで診療時間が決まっているので、残業が少ないのが特徴です。ただし、クリニックは人員が少ないケースもあるので、子どもが体調を崩した際に急な休みが取りにくいのが難点と言えます。訪問看護は夜勤がなく土日休みが取りやすく、育児中も働きやすい職場です。ただし、訪問看護はオンコール対応していることが多い点には注意しておきましょう。不安があるなら、事前に職場へ聞いておくのがおすすめです。保育園は夜遅くまで働くイメージがあるかもしれませんが、看護師の夜勤や残業はほぼありません。日曜や祝日は基本的に休みのため、育児と両立できます。ただし、看護師が自分一人しかいない職場では、急な休みが取りにくい可能性もあります。